湯川 潮音
1983年東京出身。小学校時代より東京少年少女合唱隊に在籍、多くの海外公演などを経験。2001年ポップフィールドではじめて披露された歌声が 多くの話題を呼ぶ。翌年のアイルランド短期留学から帰国後、自作の曲も発表し本格的な音楽活動をスタート。以降、美しいことばの響きを大切にした歌詞、クラシックやトラディショナルを起点に置いた独自の世界観で音楽を紡ぎ続けている。
MINNA
food
2019.5.11(sat)
Day 1 “祈りの夜の宴”
PLACE カテリーナの森 野外ステージ
OPEN 17:00 START 18:00
【出演】
カテリーナ古楽器研究所
松本照・・・カーヌーン/ライアー/リコーダー/
松本未來・・シトール/ハーディー・ガーディー/ギターン
松本舞香・・歌/フィーデル/レベック
森の聖歌隊
[guest]
山田千代美・・歌
きしもとタロー・・笛
熊澤洋子・・・バイオリン/レベック
金子鉄心・・・イーリアンパイプ
田中良太・・・パーカッション
逆瀬川健二・・タブラ
語り / 竹井成美
[special guest]
佐藤豊彦・・リュート
【森のレストラン】
レストラン「サルディナス」
国産小麦と天然酵母のパン工房「hibino」
Papparayray
MINNA food
hodagi
Hummingbird coffee
『 祈りの夜の宴 』
カテリーナ古楽器研究所を築いてきた松本公博へ、追悼の音を奏でる本公演。
古楽を中心に、楽器や音楽のルーツを掘り下げて来た彼の足跡を辿るように
ゆかりの演奏家が集まり、一つの公演をつくります。
1991年、公博と一家は、この地に出逢った。
家を繕い、庭をつくり、森をつくり、音を楽器を生み出し、暮らしをつくった。
いつしかここを、”カテリーナの森”と呼ぶようになった。
季節の巡りを知らせ、鳥の声、風の音が流れる場所。
中世・ルネサンス期の楽器を研究・復元してきた公博は、
よりその時代に近い場所を求めたのだ。
彼は、時折、夢の中で中世の街角へ行ったと言う。
電気も車もなかったその時代。うす暗い工房の中で楽器をつくっている。
外では鍛冶打ちの職人がトンテンカンテン。街角で歌い演奏する吟遊詩人。
どんな音が流れていただろう。
この静かな森の景色と重ね合わせ、夜の工房で木を削った。
同時に、古楽のルーツとなる世界の民族音楽への深い興味とイマジネーション。
彼の求めた世界、それはシルクロードから繋がる古楽の音世界。
ゲストの演奏家達の顔ぶれは、中世・ルネサンス古楽〜東欧〜アジア
まるでシルクロードの旅のようだ。
彼の足跡を辿りながら、舞台を考えていると、
とてつもなく自分達自身がワクワクしてくるのです。
音楽で、楽器で世界を旅する。
いにしえの音は、現代まで繋がり、語り継がれ、人の心に永遠に残る。
こうやって天上から繋いでくれているのかもしれない。